昨日に続き

西部劇DVDの『酒場の暴れ馬』(1945年/監督;チェールズ・ラモン)を観る。お尋ね者と酒場女の恋模様を描いた未公開作品です。
相棒を殺した二人組の一人を殺したジョニー・ハート(ロッド・キャメロン)は、もう一人が住むという町にやって来ます。酒場の主人ロリーナ(イボンヌ・デ・カーロ)をめぐって、ブラッキー(シェルドン・レオナルド)と大喧嘩。ジョニーは遊びのつもりでロリーナに言い寄りますが、本気にしたロリーナはジョニーに銃をつきつけて無理やり結婚します。ブラッキーの密告で、殺人犯としてジョニーは逮捕され刑務所へ。6年後、出所したジョニーが戻ってみると、ロリーナに娘がいます。ハネムーン・ベイビーね。そして、ブラッキーが相棒を殺した二人組の一人だとわかり……
ジョニーには教師をしている婚約者がいて、女王のごとくふるまうロリーナをやりこめるためだったんですが、本気で好きになるんですな。そのへんの過程が、ロッド・キャメロンの演技力不足もあって今イチはっきりしません。狙いはスクリューボール・コメディなのでしょうが、洒落たところがなく、イボンヌ・デ・カーロのじゃじゃ馬ぶりも空回り。キャメロンをやりこめる子役の演技が愉しいだけの作品で~す。

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