偉大というより

録画していた『グレート・アドベンチャー』(2017年/監督:スティーヴン・フォン)を観る。ルーブル美術館の秘宝を狙う伝説の強盗と、フランスの凄腕刑事が繰り広げる犯罪アクションです。
世界を股にかけて盗みを働く怪盗ダン(アンディ・ラウ)は、5年前に3つのピースで構成される首飾り“ガイア”の1ピースである“森の瞳”をルーブル美術館から盗み出しますが、何者かにそれを奪われたうえに警察に捕まります。刑期を終えて出所したダンは恋人アンバー(チャン・チンチュー)のために足を洗うことを決意。しかしその前に、自分を陥れた人物を捜し出すため、最後の大仕事に挑みます。 “ガイア”の残りの2ピースである“命の翼”と“魂の泉”が標的。相棒のポー(トニー・ヤン)と、新たに加わったレッド(スー・チー)とともに準備にかかりますが、フランスの刑事ピエール(ジャン・レノ)が彼らの動向を見張っており……
毎度お馴染みのハッキングと最新電子機械(現実にはないもの)による盗みで、どこかお手軽。盗みのテクニックより、ジャン・レノを出し抜いて盗みの場所に侵入し、脱出するのが見せ場なんですが、結局ジャン・レノ相手にカーチェイス。特別凄くはありませんが、それなりに見せてくれます。“ルパン三世”のノリから、黒幕がわかってからの後半は香港ノワールの世界。ジャン・レノはどこかにいっちゃった。軸の定まらない大雑把なアドベンチャーで~す。

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