独りよがりのサスペンス

録画していた『アニー・イン・ザ・ターミナル』(2018年/監督:ヴォーン・スタイン)を観る。終着駅のダイナーで働く女の謎の行動を描いたサシペンス映画です。
終電が出た後、アニー(マーゴット・ロビー)が働くダイナーレストランに、駅員(マイク・マイヤーズ)に紹介されたといって始発まで待つ教員ビル(サイモン・ベック)が客としてきます。ビルとの会話でビルが不治の病を抱えていることを知り、アニーは自殺するか誰かに殺してもらうことをビルに提案。アニーは殺し屋という裏の顔を持っており、殺しの元締めに2人組の殺し屋ヴィンス(デクスター・フレッチャー)とアルフレッド(マックス・アイアンズ)を仕末する条件として、ある人物を捜す依頼をしており、その人物こそビルだったのね。ビルへの復讐と2人組の殺し屋を片付けたアニーは……
前半は台詞ばかりで退屈しますが、その台詞の中に終盤の殺しの伏線が隠されているので、困った映画といえます。つまり、最初から意識して観ていないと終盤の展開に唐突感があるんですよ。なかなか目的がみえてこない、眠くなる、途中でカンフル剤的シーンもなく、シナリオと演出に問題ありね。いろいろ衣装を変えて登場するマーゴット・ロビーだけが満足している作品で~す。

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