定番デュエット

昨日は、久しぶりに会社時代の友人二人+一人と飲み、カラオケへ。+一人というのは友人の奥さんね。職場結婚だったので私も知らぬ相手じゃなし、男二人とは年に2~3度会っているのですが、彼女とは15年振りの再会。歌うのは、定番中の定番「銀座の恋の物語」で~す。

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同名映画の主題歌と思われていますが、『街から街へつむじ風』(1961年/監督:松尾昭典)の挿入歌として作られました。レコードが大ヒットしたので、映画『銀座の恋の物語』(1962年/監督:蔵原惟繕)が作られたのです。だから、裕次郎のデュエットの相手は浅丘ルリ子でなく牧村旬子。作曲した鏑木創は、当時フランク永井松尾和子のデュエットでヒット中の「東京ナイトクラブ」を下じきにしたとのこと。当時裕次郎のプロデュサーだった水の江瀧子から、裕次郎の結婚式の前に吹き込ませたいという要望で、作詞家の大高ひさをと打ち合わせしながら、わずか5日で完成。結婚式前日の60年12月1日に日活撮影所で、たった10分ほどの練習の後に吹き込みがされました。
裕次郎のデュエット相手の牧村旬子は、当時17歳。7歳から米軍キャンプなどでジャズを歌っており、ものおじしない性格で裕次郎相手に堂々とした歌いっぷり。女性から先に歌うというデュエット曲としては珍しいもので、嫌がる男を無理に歌わせるにはもってこいのカラオケ・ソングとなりました。女性が歌いだしたら、歌わざるえないものねェ。
♪~こォこォろの、そォこォから~