再びB西部劇

 西部劇パーフェクトコレクションに収録されている『キャシディと牛泥棒』(1941年/監督:レスリー・セランダー)を観る。B西部劇ヒーロー“ホパロング・キャシディ”シリーズの一編です。
キャシディ(ウィリアム・ボイド)仲間のラッキー(ラッセル・ヘイドン)、カリフォルニア(アンディ・クライド)と盗まれた牛を捜しにきた町は、無法者のフレイザー(ビクター・ジョリー)が支配する無法の町。新聞社を営む町長(モリス・アンクラム)に、フレイザーの手下(グレン・ストレンジ)をやっつけた腕前を見込まれ、キャシディは保安官になります。キャシディはフレイザー牛泥棒と考え、捜査を開始。フレイザーたちから悪事のうわまえをはねている酒場の主人ベル(イブリン・ブレント)はキャシディを誘惑しようとしますが……
同じB西部劇でもシンギング・カウボーイと違って、こちらは容赦なく悪党を撃ち殺したり、悪女が色気でせまってきたりと大人も楽しめる内容です。ビクター・ジョリーは旧い西部劇ではお馴染みの悪役。グレン・ストレンジは、テレビ西部劇『ガンスモーク』のキティの酒場のバーテンダー役で顔を知ったのですが、B西部劇専門の傍役。彼のようなB西部劇専門の傍役たちが、50年代後半~60年代前半に大量に作られたテレビ西部劇を支えるので~す。

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画像左が、ウィリアム・ボイド。シリーズ初期の作品のせいか、ホパロング・キャシディのトレードマークである黒づくめのスタイルではありません。
B西部劇についてはココヘ⇒http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/seibusi2/senzen3.htm