懐かしのお子様時代劇

CATVの“時代劇専門チャンネル”で放送していた『妖術武芸帳(全13回)』を観了。『妖術武芸帳』は、TBS系列で『怪奇大作戦』の後番組として、1969年3月16日~6月8日に放送された特撮時代劇です。
第10代将軍・家治(1760年~86年)治世下の江戸時代、清国から毘沙道人(原健策)率いる妖術師の集団・四賢八僧が日本侵略のためにやって来ます。幕府の隠密を束ねる香柱(こうたき)老人(月形龍之介)が最も信頼をおく鬼堂誠之介(佐々木功)が彼らを迎撃。誠之介と四賢八僧との戦いに、隠し目付の少林寺拳法の使い手・覚禅(藤岡重慶)が絡んできて、三者三様の思惑の中、妖術と武術の熾烈な戦いが展開します。第2話から、覚禅の妹で誠之介を慕う女忍者・楓役で楓ミツヨが登場。月形龍之介が出演するのは、最初の3話までと最終話の4回だけですが、圧倒的存在感があります。
妖術とは目くらまし、催眠術にかけて相手を操るわけですな。敵がどうやって催眠術をかけるか、かかった主人公がどうやって催眠術から抜け出すかが見せ場なんですが、子供たちにはピンとこず、視聴率が低迷。ワンクールで打切りになりましたが、ストーリー展開や特撮技術など内容的には悪くない作品です。

f:id:nostalji:20191007070245j:plain

画像は、佐々木功と楓ミツヨ。