ファンタジーついでに

録画していた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年/監督:デヴィッド・イェーツ)を観る。J・K・ローリングが原作を手がけた“ハリー・ポッター”シリーズの前段となるシリーズの2作目です。
前作で魔法界と人間界の支配を企んで捕まった“黒い魔法使い”グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が魔法省から逃げ出したことを兄(カラム・ターナー)から知らされた魔法動物学者のニュート(エディ・レッドメイン)は、ホグワーツ魔法学校の恩師であるタンブルドア(ジュード・ロウ)から「グリンデルバルドを倒せるのは君だけだ」と言われて困惑。前作で好きになったティナ(キャサリン・ウォーターストン)もグリンデルバルドを追っていると知って、ニュートはグリンデルバルドが潜伏するパリに向かいます。前作のお騒がせコンビ、ジェイコブ(ダン・フォグラー)とクイニー(アリソン・スドル)も物語に絡んできて……
1作目を観ていることを前提に作られているので、本作だけを観たら何が何やらわからない作品です。さらに続編を想定した内容になっています。シリーズトータルを視野においた興行収入と、DVDなどのソフト収入まで見込んでの製作。CGなどに金がかかっているのはわかりますが、1本1本の内容はシリーズ初見者には不親切。“スター・ウォーズ”の成功以来、この手の作品が作られるようになり、最近やたらと増えています。あざとい商売ベースでなく、1本1本を大切にして製作して欲しいで~す。

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画像は、キャサリン・ウォーターストンエディ・レッドメイン