中国では

録画していた『西遊記 女人国の戦い』(2018年/監督:ソイ・チェン)を観る。“西遊記”を題材にしたファンタジーアクションの『モンキー・マジック 孫悟空誕生』『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』に続くシリーズ第3弾です。
天竺を目指す三蔵法師(ウィリアム・フォン)、孫悟空(アーロン・クォック)、猪八戒(シャオ・シェンャン)、沙悟浄(ヒム・ロー)一行は女人国に迷い込みます。女人国では、男は国を滅ぼす残忍な生き物と言い伝えられているため4人は捕らえられ、処刑される破目になりますが、男性を初めて見る女王(チャオ・リーイン)が三蔵に恋心を抱き……
感情よりも規律を重んじる国師(ジジ・リョン)と、巨大魚に化けた河の神(リン・チーリン)との恋の因縁話が絡んで描かれるアクションよりもラブロマンスに比重をおいた内容。そのため、孫悟空のアクションは前2作と比べると少なくなっています。男がいなくても、女人国の聖地・子母河の水を飲むと妊娠するんですな。三蔵・八戒沙悟浄がその水を飲んで妊娠したのには笑えました。悟空と河の神とのバトルはスケールがあり、中々のものです。VFXはハリウッド並になってきました。
それにしても、“西遊記”には、ツイ・ハークが監督した別のシリーズもあって、ファンタジーアクションにはもってこいの題材のようで~す。

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