役者目当てで

録画していた『ハングマン』(2017年/監督:ジョニー・マーティン)を観る。アル・パチーノが主演した猟奇連続殺人犯を追う二人の刑事を描いた犯罪サスペンスです。
ルイニー刑事(カール・アーバン)がクリスティ(ブリタニー・スノウ)の密着取材を受けている時に、胸にOの文字が刻まれた首吊り死体の連絡が入ります。現場には二つの番号が残されており、それがルイニーと引退したレイ(アル・パチーノ)の警官番号と判明。警部はレイに協力を要請し、レイとルイニー、それにクリスティが殺人犯を追いますが、犯人は毎日PM11時に殺人を実行し……
アル・パチーノは渋くてグッド。“ハングマン・ゲーム”(英国では有名らしいが、私は知らない)に見立てた連続殺人ということなのですが、伏線のはりかたが下手なので、捜査方法に矛盾を感じたり、犯人の動機が意味不明だったりして、展開に唐突感があります。演出も一本調子でサスペンスの盛り上がりに欠け、続編を匂わせるようなラストも必要な~し。

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