SFといっても

録画していた『アストロ』(2018年/監督:アシフ・アクバル)を観る。宇宙研究所の極秘プロジェクトに捲き込まれた男の戦いを描くSFサスペンスです。
娘と平穏の日々を過ごしている元軍人のジャック(ゲイリー・ダニエルズ)のところへ、元同僚で今は宇宙事業で成功したアレックス(マーシャル・ヒルトン)から極秘プロジェクトへの参加を強請されます。参加を断ると娘が狙われ、ジャックは有無を言わせぬアレックスと対決。アレックスの施設で見せられたものは、ジャックと同じDNAを持つヒューマノイド形の地球外生命体で……
前半はアレックスが雇った武装集団とジャックのアクションばかりでSFらしいところがなく、後半になってブラックホールを利用して隣りの銀河系から連れてきた宇宙人が何故ジャックと同じDNAを持っているかという謎の解明になります。昔から地球で暮らしている宇宙人がアレックスの事業に協力しているんですが理由がわかりません。アレックスが連れてきた地球外生命体と地球で暮らす宇宙人との関係も不明。地球外生命体はジャックのDNAから作られたらしいのですが、その理由も意味不明です。こんなわけのわからない映画は初めて。チーピーな宇宙研究施設にチーピーな宇宙船。SF的映像にも見るべきものは何もなく、最低も最低、Z級作品で~す。

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