今週の映画放送

日曜日は、CDを聴きながら週間テレビ番組のチェック。注目は、22日(金)にBS日テレで放送される映画『続夕陽のガンマン』(1967年/監督:セルジオ・レオーネ)です。
一般的にはマカロニウエスタンの最高傑作(私はそうは思っていないが)と云われている作品ですが、三つのバージョンがあります。178分の完全版、162分の劇場公開版、94分のテレビ放映版です。今回放送されるのは2時間枠なので、テレビ放映版ですが、残念なのは日本語吹替えでなく字幕ということ。イーライ・ウォラックの声を吹替えた大塚周夫のセリフは絶妙でした。それにしても、3時間の大作が半分にカットされて放映するんだから凄いでしょう。
『続夕陽のガンマン』は、レオーネが本場西部劇と同じような大作を狙ったものであり、大量のエキストラを使って南北戦争を描いていますが、基本は宝探しの物語。大作風をふかすためのシーンによって長くなっているだけで、クリント・イーストウッドイーライ・ウォラックリー・ヴァン・クリーフが、お互いの知恵くらべ、腕くらべ、出し抜きくらべをするだけの内容ですから、テレビ放映版でも障りがないので~す。

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