知らない歴史だったので

録画していた『ザ・バトルフィールド~シベリア戦記~』(2019年/監督:イゴール・ザイツェフ)を観る。18世紀のシベリアを舞台にしたロシア製歴史アクション大作です。
ロシア皇帝ピュートル1世は、シベリア総督からシベリアに金が眠っているという報告を受けて金塊発見のためにイヴァン少尉(イリヤメラニン)をシベリアに派遣します。兵力不足を補うためにヨハン(アンドレイ・ブコフスキー)たちスウェーデン人捕虜を連れて金塊捜索を開始。平和裏に進めようとしますが、ジュンガル(モンゴル)との境界にある要塞がジュンガルに攻撃され……
何故スウェーデン人捕虜がいるかというと、私は知りませんでしたが、ロシアとスウェーデンバルト海の覇権を巡って北欧歴史で有名なポルタバの戦いがありまして、敗れたスウェーデン兵士が1万人以上シベリアに抑留されたんですな。清との密貿易で私腹を肥やしていたシベリア総督が、清がジュンガルに襲撃されて密貿易ができなくなり、ジュンガルをロシアと戦わせようとした陰謀でしたが、ジュンガルの総大将は端からロシアと戦う気はなく、命令を無視して要塞攻撃した部族長を処罰。シベリア総督も陰謀がばれて、皇帝に処刑されます。
大軍が激突する作品ではありませんが、大砲・鉄砲・弓矢・槍・刀などを駆使した要塞攻防のアクションは迫力あって悪くありませ~ん。

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画像は、ジュンガルの騎馬兵団。