知っている歴史だが

録画していた『代立軍ウォリアーズ・オブ・ドーン』(2017年/監督:チョン・ユンチョル)を観る。豊臣秀吉の朝鮮侵攻を舞台にした韓国歴史アクションです。
1592年、壬辰倭乱文禄の役)が勃発し、朝鮮王・宣祖は民を見捨てて避難。息子の光海君(ヨ・ジング)を世子に任命し、王に代わって秀吉軍と戦うように命じます。光海はシン将軍と合流するために江界に向かいますが、護衛についたのは生活のために他人の軍役を担う代立軍。秀吉軍の追撃を避けるために代立軍のリーダーであるトウ(イ・ジョンジェ)は険しい山越えを選びますが、刺客に襲われ……
宣祖によってスケープゴート的に世子にされた光海が、トウに叱咤されていくうちに王になることを自覚していく成長物語です。戦闘シーンはテレビ時代劇レベル。秀吉軍を英雄的に撃退する物語でなく、朝廷内部や役人たちの醜さ、特権階級の傲慢さを描いています。民のためとは口先だけで、結局は自分の私利私欲。韓国の歴史はこんなのばかりで、そんな政府では民度が高くならないのは当たり前。気の毒なのは国民で~す。

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