続いて

ビデオからDVDにダビングして保存していた西部劇『荒野の対決』(1965年/監督:アール・ベラミー)を観る。死の砂漠地帯を舞台に、隠された金塊をめぐって騎兵隊将校と悪党の対立を描いた作品です。
南北戦争末期に南軍に奪われた金塊が襲われた近くに隠されているという情報を掴んだフッド将軍(ポール・フィックス)は、マーティン少尉(ロバート・フラー)に探索を命じます。釈放を条件に、金塊を奪った一味のひとりで、北軍の捕虜になっていたバーロー(ダン・デュリエ)を道案内にし、マーティンは民間人を装ってロング(トム・シムコックス)たち兵士4人と出発。保安官に無理やり押しつけられた酒場女メンフィス(ジョスリン・レーン)が一行に加わり、インディアンが支配する土地へ……
テレビ西部劇『ララミー牧場』で人気の出たロバート・フラーが主演。しかし、フラーを翻弄するダン・デュリエの存在感が圧倒的で、フラーは影が薄いです。「テレビでは人気があっても、映画では俺の方が格上だよ」と言っている感じですな。
アール・ベラミーの演出は全体的に盛り上がりが足りず、モタモタした感じ。水も銃もなく、砂漠に置き去りにされたフラーが、ジョスリンを連れて馬車で逃げたデュリエを、インディアンの馬を奪って追跡する終盤は工夫があって面白いで~す。

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画像は、ロバート・フラーとダン・デュリエ。