ついでに

ブックオフでゲットした西部劇DVD『決断の45口径』(2008年/監督:クレイグ・R・バクスリー)を観る。鉄道会社の無法地上げ屋と戦う男の物語です。
無法者のルーク(キャスパー・ヴァン・ディーン)は仲間のテイト(ジェフ・コーバー)たちのやり方に嫌気がさし、堅気となってアリゾナプレスコットアーネスト・ボーグナイン)の農場で働いています。鉄道が敷かれることになり、地上げ屋のハワード(ウィリアム・アザートン)がテイト一味を使って土地買収。ハワードの出す条件に渋る住民を先住民の仕業に見せかけて殺戮します。ハワードとプレスコットが対立しているところへ、シカゴから鉄道会社の調査員ライリー(ジャック・ノーズワージー)がやって来て……
好きな女性(ディアドレ・クイン)もでき、銃を捨てて堅気の生活をしていた男が、恩人が殺され、再び銃を手にして立ちあがるという、ありきたりな物語。脚本が雑なうえに、演出に工夫がなく、はっきり言っておそまつな西部劇です。出演者も西部劇が板についてない感じね。例外は、アーネスト・ボーグナイン。2012年に95歳で亡くなっているので、この作品の頃は90歳。馬にまたがり、ショットガンで悪党を威嚇する姿は、西部男のカッコ良さが出ていましたな。西部劇は、新作よりも旧い作品の方が楽しめま~す。

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