考えたくない時は

録画していた『ワイルドカード』(2014年/監督:サイモン・ウエスト)を観る。ラスベガスの裏社会で用心棒稼業をしている男を描いたクライムアクションです。
元エリート兵士のニック(ジェイソン・ステイサム)は、何者かに酷い暴行を受けたホリー(ドミニク・ガルシア・ロリド)から、犯人の正体をつきとめ復讐してほしい依頼を受けます。ラスベガスの表も裏も熟知しているニックは、すぐに犯人を見つけ出して依頼を完遂。ところが、ボコボコにした男(マイロ・ヴィンティミリア)がニューヨーク・マフィアを率いるドンのドラ息子だったことから……
主人公のニックはギャンブル依存症で、やめようと思っても途中でやめることができず最後はせっかく手にした大金も負けてスッテンテン。初めてのカジノへの護衛を頼んだ青年サイラス(マイケル・アンガラノ)はニックを依存症から立ち直らせようとするんですが、これがストーリーの半分近くを占め、全体としては焦点が定まらず盛り上がりに欠ける内容になっています。ジェイソン・ステイサムの単純アクションを期待して観たのですが、量もバリエーションも少なくて不満、不満。ステイサムは、単純にアクションだけに集中するほうが魅力的なので~す。

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