4K先行

nostalji2019-01-02

昨日はNHK4Kチャンネルで、『大岡越前SP−親子をつなぐ名裁き』と正月時代劇『家康、江戸を建てる(前編:水を制す)』を観る。
大岡越前SP』は、将軍・吉宗(平岳大)から江戸南町奉行大岡忠相東山紀之)に、兼務で武蔵野の新田開発の監督をせよとの命が下ります。それを面白く思わない老中(田村亮)と勘定奉行高橋光臣)が妨害を画策。忠相は浪人姿で武蔵野に隠密検分に行き、名主の平左衛門(西郷輝彦)と知りあいます。そのころ江戸では、忠相の息子・求次郎が大阪屋(赤井英和)の息子と間違われて誘拐され……
子役たちの演技は稚拙なのですが、脚本が良いのでホロリとさせられます。殺陣は今イチ。特に捕り方対盗賊団などの集団による立回りは斬られ役の人材不足を露呈しています。これからはチャンバラの少ない時代劇ばかりになりそうですな。
『家康、江戸を建てる』は、江戸を大阪に負けない巨大都市にするため、家康(市村正親)から大久保藤五郎(佐々木蔵之介)は上水の整備を命じられます。家康が関東入りした江戸は井戸に塩分が含まれ、人が住むには清水の確保が必要だったんですね。現在の井の頭池から江戸の町へ上水を通すために、名主・六次郎(生瀬勝久)と技術者・清兵衛(千葉雄大)が藤五郎の下につきますが……
原作は門井慶喜の同名連鎖短編小説。江戸の町を水害から守るために利根川を流れを変えた伊奈忠次松重豊)にも触れており、水を制する物語が解りやすく描かれています。登場人物の行動は、どこか現代のサラリーマンにも通じるところがあり、単純なサクセス物語にしていないところがグッドで〜す。