録画していた『タイムトラベラー』（２０１７年／監督：ディエゴ・ハリヴィス）を観る。劇場未公開のＳＦサスペンスです。
夫ウェルズ（ノア・ビーン）を亡くし、傷心のヘレン（リンジー・フォンセカ）は突然意識を失い、気づいたのは１週間後。その間の記憶がなく、思い出そうとしているところへ、未来の自分から、すぐに逃げろという警告の電話がかかってきます。謎を解く鍵はウェルズが研究していたタイムトラベル。危険な実験を止めようとしたウェルズは何者かに自殺に見せかけて殺されており、ヘレンは真相を突きとめようとしますが……
ウェルズが開発したタイムマシンは３日前に戻るだけのもので、３日先のヘレンがタイムトラベルしてきたのですが電話だけで、姿を見せるのはラスト。現在のヘレンが１週間の記憶を失ったのは未来のヘレンがタイムトラベルしたための副作用という設定ですな。未来のヘレンの目的と、犯人捜しを３日間で行い、タイムトラベルしてきたヘレンとどう係わるのかというＳＦよりもサスペンスの要素が大きい作品ですが、中身はスカスカ。途中で眠くなります。リンダ・ハミルトンが、いてもいなくてもいいような役でゲスト出演。リンジー・フォンセカとノア・ビーンが実生活でも夫婦という楽屋ネタだけの盛り上がりのないスリル感ゼロのチーピーな作品で〜す。
