今年最初の西部劇

友人に送ってもらった『熱砂の戦い』(1951年/監督:アーヴィング・レイス)を観る。騎兵隊とインディアンの戦いを描いた西部劇です。
ニューメキシコのインディアン・アコマ酋長(テッド・デ・コルシア)は、リンカーン大統領と友好条約を結びますが、大統領が暗殺された後、ユニオン砦の司令官とウイルコックス判事(ロイド・コリガン)が友好条約を無視してインディアンを迫害します。抗議にきたアコマ酋長は捕らえられますが、司令官を殺して脱獄。ハント大尉(ルー・エイヤース)が15人の部下とアコマ酋長を追跡。一行はアコマの本拠であるアコマロックの頂上に陣取り、インディアンに襲撃された駅馬車からウイルコックスと酒場の歌姫チェリー(マリリン・マクスウェル)を救い出します。アコマ酋長は、ウイルコックス判事とアコマロックの引き渡しをハント大尉に要求しますが、岩窟の中にインディアンの厖大な武器・弾薬が隠されていることがわかり……
岩山を登って来るインディアンの大群に、火をつけた材木を落としたり、岩を落としたりする戦闘シーンはB級作品にしては迫力ありますが、根性だけの無謀な戦いをする主人公には感情移入できません。騎兵隊は全滅するものの、インディアンの武器・弾薬を爆破して白人とインディアンの全面戦争を防いでメデタシ、メデタシというのは自己満足の世界ですな。はっきり言って、駄作で~す。

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画像は、テッド・デ・コルシア、ルー・エイヤース、マリリン・マクスウェル。マリリン・マクスウェルは刺身のツマで、いてもいなくてもいいような存在。