昨日に続き

友人に送ってもらった『アパッチの誇り』(1953年/監督:リー・ショーレム)を観る。渡船場を舞台にした駅馬車乗客とアパッチの戦いを描いた日本未公開の西部劇です。
保安官のレーン(スティーブン・マクナリー)は、追っていた無法者グライナー(ラッセル・ジョンソン)がアパッチに襲われているところを救い、逮捕して渡し場にある駅馬車中継地アパッチリバーに連れてきます。居留地を脱走したアパッチの一団がアパッチリバーを包囲。アパッチリバーにいた駅馬車の乗客ヴァレリー(ジュリー・アダムス)や騎兵隊のモズビー大佐(ヒュー・マーロウ)、駅馬車の馭者、中継地の管理人アン(ジャクリーン・グリーン)とハッチャー(ジャック・ケリー)、そして駆けつけてきたアンの夫トム(ヒュー・オブライエン)たちは、脱出の方法を考えますが……
アパッチに食料を与えて平和的に解決しようとする保安官レーンとアパッチに対して厳しく対応することを信条としている騎兵隊大佐モズビーの対立、東部から来たヴァレリーと西部で厳しい暮らしをしているアンの生活感の違い、そして困難な状況の中で愛しあうようになるレーンとヴァレリーの関係がダラダラ展開します。メリハリがなく、クライマックスへ向けての盛り上がりが全くない駄作。何がアパッチの誇りなのか、わかりませ~ん。

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