未見だったので

録画していた『ユリシーズ』(1954年/監督:マリオ・カメリーニ)を観る。ホーマーの叙事詩『オデッセイ』の映画化です。
トロイ戦争で勝利したユリシーズカーク・ダグラス)でしたが、カサンドラの呪いを受け、記憶を失って見知らぬ国に漂着します。その国の王女ナウシカア(ロッサナ・ポデスタ)に救われ、かの女の王宮へ。ナウシカアは彼に想いを寄せ、結婚することになりますが、漂着した海岸で海を見ていたユリシーズは、トロイを出帆して故郷のイタカに向かう旅での全ての記憶を取り戻します。ユリシーズの后ペネロペ(シルヴァーナ・マンガーノ)は、夫の留守中、アンチノオ(アンソニー・クイン)たち腹黒い王族から再婚を迫られており……
イタリア映画なのでセリフはイタリア語。当然カーク・ダグラスの声は吹替えで、違和感ありです。宮部昭雄の声に似ていたら、まだ良かったんですけどね。大嵐との遭遇、セイレーンの岩礁、一つ目巨人との戦い、魔女チルチェ(シルヴァーナ・マンガーノの二役)の誘惑、そしてユリシーズの帰還といった有名な挿話をひととおり盛り込んでいますが、肝心の見せ場が今イチ迫力ありません。ダグラスが鬼神の形相で暴れまくるラストの乱闘が良かったていどです。それにしても、ロッサナ・ポデスタは美麗だったなァ。

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画像は、カーク・ダグラスロッサナ・ポデスタ