英国時代劇

録画していた『トゥルーナイト』(1995年/監督:ジェリー・ザッカー)を観る。アーサー王伝説に基づく愛と冒険の時代劇ロマンです。
レオネス公国の王女グィネヴィア(ジュリア・オーモンド)は、アーサー王ショーン・コネリー)の妃となるために老臣オズワルド(ジョン・ギールグッド)を伴ってキャメロットへ向かう途中で、アーサー王に敵対するマラガント(ベン・クロス)一味に襲われますが、放浪の騎士ランスロットリチャード・ギア)に救われます。キャメロットを訪れたランスロットは、アーサー王にこの地に留まるように要請されますが固辞。しかし、グィネヴィアがマラガントにさらわれ、マラガントの要塞からグィネヴィアを救出した時、ランスロットの心にグィネヴィアへの熱い思慕の情が生じ、グィネヴィアも許されぬ恋に身を焦がします。アーサー王ランスロットを円卓の騎士に迎え、ランスロットアーサー王に忠誠を誓いますが……
アーサー王伝説の「ランスロットとグィネヴィアの恋」と「モードレッドの反乱」を基にしていますが、伝説と異なり、ラストではランスロットとグィネヴィアが結ばれるハッピーエンド作品。CGによるキャメロットの遠景は見映えがしますが、セットは貧弱。往年のハリウッド時代劇が恋しくなります。ショーン・コネリーアーサー王は風格ありますが、リチャード・ギアランスロットは騎士道精神が希薄で、ラストはとってつけた感じ。軽~いドラマとして楽しむだけで~す。

f:id:nostalji:20200204070946j:plain