故郷なので

CDを聴きながら、安西巧:著の『広島はすごい』(新潮新書:2016年6月20日発行)を読了。日経広島支局長が、“群れない、媚びない、靡かない”“有吉弘行綾瀬はるかが体現する県民性”などに注目し、「今こそ広島に学べ」と熱く説いています。
鎌倉時代から室町時代の作といわれる『人国記』にも、安芸の人々は他人を押しのけてまで身を立てようとはせず、自らのエリアを守ることに専念するマイペース型が多いとあり、う~ん、あたっているなァ。
これまで多くの人に接してきて、私が感じたのは方言が際立っている所は、そこに住む人々の特性も際立っているということですね。広島弁の広島人だけでなく、東北弁の東北人、京都弁の京都人、大阪弁(浪花弁と河内弁に分れますが)の大阪人(商人風とヤクザ風に分かれますが)、博多弁の福岡人、薩摩弁の鹿児島人などは県民性がネタになります。埼玉県や千葉県は県民性でなく地域性がネタね。

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ドーナツ盤を集めて私家盤CDを製作しており、画像はそれに収録している『こんにちは赤ちゃん』のレコードジャケット。先月の29日に亡くなった梓みちよの大ヒット曲。中村八大が誕生した初めてのわが子に話しかける様子を見た永六輔が感動して作詞しました。最初の詞はママでなく、パパだったのですが、『夢で逢いましょう』の“今月の歌”で梓みちよが歌うことになり、パパからママに変更。未婚だった梓は一瞬とまどったそうですが、さわやかな歌声は大きな反響を呼び、1963年の日本レコード大賞を受賞しました。ちなみに、B面の「いつもの小道で」も『夢で逢いましょう』の“今月の歌”で~す。