友人から届いたまま放ったらかしていた『イカサマ貴婦人とうぬぼれ詐欺師』（1976年／監督：メルヴィン・フランク）を観る。強盗団から横取りした大金をめぐって男と女がおりなすコメディ西部劇です。
賭博師のチャーリー（ジョージ・シーガル）はイカサマがばれて吊るし首になるところを無法者のブラッドワース（ロイ・ジェンソン）一味に救われます。しかし、銀行強盗を手伝わされ、自警団が追ってきたドサクサに奪った金を持ってブラッドワース一味から逃走。サンフランシスコでショーガールのブルーバード（ゴールディ・ホーン）と出会い、彼女に惹かれます。ブルーバードは、公爵夫人と偽って大富豪のモルモン教徒ウィディコム家の家庭教師になるための支度金が必要で、チャーリーを眠らせて金の入ったカバンを頂戴。チャーリーはソルトレイクシティに向かうブルーバードを追いますが、ブラッドワース一味がチャーリーを追っており……
ブルーバードはショーガールといっても娼婦で、モルモン教徒の大富豪の７番目の妻となって１週間に１回相手をして６日間は遊べるという発想には笑えましたよ。ゴールディ・ホーンのキャラにピッタシの役でしたね。ジョージ・シーガルのとぼけた味わいもグッド。アクションシーンはギクシャクしたところがありますが、お気楽作品として愉しめま～す。
