続いて

友人から届いた『地獄の砦』(1951年/監督:ジョセフ・ケイン)を観る。第七騎兵隊の全滅をモチーフにした騎兵隊西部劇です。
1875年のダコタ、協定でスー族の領地となっているブラックヒルズで金が発見され、採掘者が次々に流れ込んできます。ミル砦に駐屯する騎兵隊のカルホーン大尉(ロッド・キャメロン)は、部下のバーハイト軍曹(チル・ウィルス)たちと侵入者を止めるためにブラックヒルズを巡回。砦の指揮官アンガー中佐(フォレスト・タッカー)はインディアン嫌いで彼の行動を苦々しく思っており、その上、酒場女のリア(エイドリアン・ブース)をめぐって三角関係にあります。酒場の主人ジョーダン(ジム・デイヴィス)は、スー族と採掘者の紛争を煽る武器密売人。採掘者がスー族に発砲したことから、スー族は武器をとって反乱を起こします。アンガー中佐はカルホーン大尉に砦の留守を命じ、本隊を率いて出撃しますが……
クライマックスのミル砦でのスー族との攻防だけは迫力ありますが、あとはダラダラモタモタした展開で退屈します。定型通りの人物設定で捻ったところもなく、凡作で~す。

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画像は、ロッド・キャメロン、エイドリアン・ブース、フォレスト・タッカー。ジョセフ・ケインが監督して、この三人が共演している西部劇は、他に『曠野の追撃』や『西部の掠奪者』などがあります。