整理のために

録画したままだった『ホスティル』(マチュー・テュリ)を観る。人類絶滅寸前となった世界で、荒野に取り残された女性のサバイバルを描いたフランス製SFサスペンスです。
伝染病によって人類の大半が死滅した世界でわずかに生き残った生存者たちは食料を求めてさまよっています。夜になると未知のクリチャーが出現し、人々を襲撃。生存者の一人でタフな女性ジュリエット(ブリタニー・アシュワース)は、食料調達からベースキャンプへの帰途、運転していた車が横転して身動きがとれなくなります。夫ジャック(グレゴリー・フィトゥーシ)との思い出が脳裏に浮かぶ中、日が暮れて暗闇からクリチャーが近づいて来る気配を感じ……
現実と回想シーンが並行して描かれ、それがラストの伏線になっています。元々ホラーを前提にしていないのでクリチャーへの恐怖感はあまりなく、サバイバルにおけるサスペンスも希薄。それでも画面にひきこまれていくのは、少ないセリフと映像で描ききった演出力にあると思います。結局、この作品はラブロマンスなので~す。

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母の定期診断の付添いなどで本日より帰省。日記は21日まで休みます。