未見だったので

帰省中に『シャドー・チェイサー』(2012年/監督:マブルク・エル・メクリ)を観る。スペインを舞台にしたサスペンスアクションです。
休暇中の家族と会うためにスペインにやって来たウィル(ヘンリー・カヴィル)は、家族とクルージングを楽しみますが、ふとしたトラブルで町に出かけ、クルーザーに戻ってみると家族が忽然と姿を消していました。地元の警察に捜査依頼に行くと警官に襲われ、父のマーティン(ブルース・ウィルス)がウィルを救出。マーティンは自分がCIAの工作員であることをウィルに告白し、そのせいで家族が何らかの陰謀に捲き込まれて拉致されたことを告げます。マーティンはCIAの同僚キャラック(シガーニー・ウィーヴァー)に相談に行き、何者かに狙撃されて死亡。ウィルは残された手掛かりで、家族の行方を追いますが……
設定は面白いのですが、サスペンスを高めようとする小細工が目につきます。ブルース・ウィルスは早々に退場し、シガーニー・ウィーヴァーの悪の女傑ぶりは流石。演出は全体的に歯切れが悪いのですが、マドリッドの街を駆け巡るカーチェイスだけは見応えありま~す。

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