録画したままだった『スノー・ロワイヤル』（2019年／監督：ハンス・ペテル・モランド）を観る。息子を殺された除雪作業員の復讐を描いたアクション映画です。
デンバーに近い雪の町キーホで模範市民として表彰された除雪作業員ネルズ（リーアム・ニーソン）の息子が殺されます。麻薬ギャングの存在に気づいたネルズは、土地勘と除雪作業で鍛えた体力、犯罪小説で読んだ知識でギャングを一人ずつ片付けていきます。バイキングと呼ばれるギャングのボス（トム・ベイトマン）は敵対する麻薬組織の仕業と考え、報復を開始し、ネルズの戦いは思わぬ方向へ進んでいき……
2014年のノルウェー映画『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』をハリウッドでリメイクした作品。オリジナルは未見ですが、北欧独自の暗さがなく、気の抜けたサイダー気分でした。リーアム・ニーソンの復讐アクションよりも、ブラックユーモアあふれる麻薬組織のゴタゴタが大きな部分を占めており、全体としては散漫。リーアム・ニーソンは相変わらずの強いオッサンで～す。
