これもまた

録画していた『テイクバック』(2019年/監督:デヴィッド・ハックル)を観る。元軍人のヒロインが誘拐された息子を取り戻すべく犯人を追うB級アクション映画です。
元軍人のクレア(ジーナ・カラーノ)は父親が死んで故郷に帰ってきますが、息子が誘拐され父の遺産を処分して身代金を作り、取引場所へ行きます。しかし、相手はクレアを殺して身代金を奪う計画。クレアはそれを予測していて隠していた銃で反撃し、生き残ったラーセンを人質にして息子のいる場所へ案内させます。息子を誘拐したのは死んだ父親に怨みを持つ男(リチャード・ドレイファス)で、一味の隠れ家は飢えた狼の群れがいる雪深い森林の中にあり……
いきなり身代金取引場所での銃撃戦に始まり、雪道でのカーチェイスと“つかみ”は悪くありません。その後はダラダラした展開ね。前作の『レッド・ハンター』は酷暑の砂漠、今回は厳寒の雪原と、元総合格闘家は酷使されています。氷の張った湖に落ちたり、滝つぼに落ちたりと、ジーナ・カラーノは身体をはっていますが、持ち味である格闘アクションが少ないのは不満。リチャード・ドレイファスの出演は昔の名前で出ていますといった存在で~す。

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