気分を変えて

録画していた『ゼイカム-到来-』(2018年/監督:ジョニー・ケーヴォーキアン)を観る。謎の知的生命体に襲われた家族の運命を描くB級SFホラーです。
ニック・ミルグラム(サム・ギッテンズ)は恋人のアンジを連れて、クリスマスを祝うために3年振りに実家に帰ってきます。両親に祖父、それに姉夫婦もやって来て家族が勢揃い。クリスマスに集まったミルグラム一家が翌朝目覚めると、黒いメタルのようなものに家が覆われ、監禁状態にされます。テレビから指示を伝えるメッセージが現れ、ニックの父トニー(グラント・マスターズ)は、これは政府からの指示なので従うように皆に命令。メッセージの内容は次第にエスカレートしていき、ニックは不信感を持ちますが……
メッセージは謎の生命体からのものなんですが、正体も目的もはっきりしません。謎の生命体との戦いがテーマでなく、さまざまな問題を抱える家族が精神的に追い詰められて自滅するだけの物語。冷戦時代に核戦争が起こることを想定して、英国ではテレメッセージが製作されたことがあり、その潜在的恐怖を基にしているらしいのですが、そんなことを知らない私にとっては何じゃコリャという作品で~す。

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