馴染みのホラーキャラで

録画していた『貞子』(2019年/監督:中田秀夫)を観る。記憶失った少女と向き合う心理カウンセラーの女性が怪現象に見舞われるホラーです。
心理カウンセラーの茉優(池田エライザ)は、警察に保護されて入院してきた記憶喪失の少女(姫嶋ひめか)の担当になります。彼女の母嫌(ともさかりえ)は、1週間前に公営団地で放火自殺。茉優の弟・和真(清水尋也)が動画配信のアクセス数のアップを狙い、団地火災の現場に潜入したあと行方不明になっていることを和真の相談相手である石田(塚本高史)から知らされた茉優は和真の動画をチェック。和真が何か恐ろしいことに遭遇したことがわかります。茉優がカウンセリングしている倉橋雅美(佐藤仁美)は女子高生時代に“呪いのビデオ”に関係していて……
今では貞子のキャラがパロディ化されてしまって、『リング』の時のようなショック演出を使えないので苦労していますな。今回は愛されなかった子供の怨念を吸収して呪いをふりまく貞子。動画を見た人間が次々に死んでいくわけでなく、貞子の呪いが曖昧で、中途半端で雑な内容になっています。リブート失敗作品で~す。

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