本日も

西部劇DVDの『黄金の罠』(1938年/監督:マイケル・カーティス)を観る。金の採掘業者と農家の対立を背景にした劇場未公開のメロドラマ作品です。
サクラメントの谷で金が見つかり、放水銃で採掘されるようになった1877年、谷の近くの町テンポイントに鉱山監督官のジャレッド・ホイットニー(ジョージ・ブレント)がやって来ます。酒場で大農場主フェリス(クロウド・レインズ)の息子ランス(ティム・ホルト)を助けて親しくなり、招待されてフェリスの屋敷へ。果樹栽培に情熱を燃やすランスの妹セリーナ(オリビアデ・ハビランド)と愛しあうようになります。しかし、放水銃によって川が氾濫し、農家の小麦畑が大被害。採掘業者と農家の深い対立がおこり……
なかなか事件らしい事件もおこらず、絶体絶命のようなトラブルも発生せず、だらだらジャレッドとセリーナの恋模様が描かれていきます。私の中では美人という印象のなかったオリビアデ・ハビランドが、カラー映像にはえて実に美麗だったので驚きましたよ。ランスが採掘責任者のミルトン(バートン・マクレーン)に殺され、鉱山会社のやりかたに怒りをもったジャレッドが農民側について、ダムを決壊させて採掘場を濁流が押し流すスペクタクルだけが見せ場の作品で~す。
画像は、オリビアデ・ハビランドとジョージ・ブレント

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