B西部劇スター

西部劇DVDの『ブラック・エース団』(1937年/監督:バック・ジョーンズ)を観る。殺人犯に間違われた男が犯罪集団と戦うバック・ジョーンズが監督・主演した劇場未公開のB西部劇です。
ブラック・エース団によって殺人や脅迫が頻発しているスイート・ウォーターの町、テッド(バック・ジョーンズ)の恋人サンディ(ケイ・リネカー)の父親にもブラック・エース団からの脅迫状が届きます。テッドの牧場でレンの弟ジェイコブが殺され、レンにポーカーで負けて牧場をとられたテッドが殺人犯にされ自警団に追われて逃亡。その時テッドは自警団のひとりの馬を奪って逃走するのですが、その鞍袋にブラック・エース団に奪われた金があったことから……
バック・ジョーンズは、ウィリアム・S・ハートやトム・ミックスと並ぶ戦前(サイレント時代)の人気西部劇スター。フォックスのドル箱スターでしたが、トーキーになり、セリフに難があったせいか1930年コロンビア、35年ユニバーサル、40年モノグラムと会社を移り、数多くのB西部劇で活躍。彼の愛馬ホワイト・スタリオンとシルバーは有名で、この作品でも二頭が出演しています。ホワイト・スタリオンはテッドがサンディに贈る馬として、シルバーはテッドの愛馬としてテッドを助ける活躍を見せます。バック・ジョーンズって、乗馬は上手いけどズングリムックリしていて魅力を感じませ~ん。
画像は、ケイ・リネカーとバック・ジョーンズ

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