高校生といっても

録画していた『ミッシングID』(2011年/監督:ジョン・シングルトン)を観る。両親を殺された高校生が、謎の組織に追われながら自分の出自に関わる謎を探っていくサスペンス・アクションです。
高校生のネイサン(テイラー・ロートナー)は同級生のカレン(リリー・コリンズ)と授業課題の調べものを検索していると、誘拐被害児童サイトで自分の子ども時代の写真を発見。様々な疑問が膨らんでいく矢先、自宅に謎の二人組が現れ両親が殺されます。辛くもその場から逃げ出したネイサンは、日頃相談している心療医師のベネット(シガニー・ウィーバー)に助けられ、CIAのバートン(アルフレッド・モリナ)や謎の組織のコズロフ(ミカエル・ニクヴィスト)たちの執拗な追跡をかわしながら真相に迫っていきますが……
主人公の実の父親というのはCIAの特殊工作員で、妻を殺され自分では息子を育てられないため、昔の仲間に預けたんですな。養父から格闘訓練を受けていたので高校生といっても自分の身を守ることができます。自分の出生に疑問を持ち、謎の組織に襲われるまでの状況説明が長くなるのは仕方ありませんな。実の父親が持っている秘密データーを、息子を人質にして奪うのが組織の目的。一緒に逃げるガールフレンドが足手まといになるのも、CIA内部に裏切り者がいるのも定番設定ね。目を見張るようなシーンはありませんが、それなりに楽しめま~す。

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