録画していた『ネバー・ダイ 決意の弾丸』（2019年／リオール・ゲラー）を観る。麻薬と暴力が支配するスラム街を舞台に、少年を守るために立ち上がった退役軍人とギャングの戦いを描いたクライムアクションです。
戦争によるストレス障害で薬中になってスラム街で暮らすダニエル（ジャン・クロード・ヴァンダム）は、麻薬の販売代金を集金する少年ルーカス（イライジャ・ロドリゲス）と親しくなります。ルーカスもダニエルを慕うようになり、弟のために町から抜け出そうと考え、ボスのリンコン（デビッド・カスタニーダ）を裏切って金を横領。命を狙われるルーカスの未来のために、ダイエルは銃を手にしますが……
麻薬に溺れるヨロヨロの退役軍人のヴァンダムが、一念発起してルーカス救出のために結婚式が行われているリンコンの家に乗り込み、ギャングどもをブチ殺していくのかと思いきや、最後までヨロヨロモタモタ。ヴァンダムが何もしないでも警官隊との銃撃戦や裏切りでギャングどもが死んでいきます。持ち味の格闘シーンはなく、演技派ヴァンダムなんて見たくもありませ～ん。
