ついでに

録画していた『アクセレーション』(2019年/監督:マイケル・メリノ)を観る。ロサンゼルスの裏社会に生きる女殺し屋の死闘を描いたアクション映画です。

組織に裏切りの疑いをかけられた殺し屋ローナ(ナタリー・バーン)は、息子を人質にとられ、組織のヴラディク(ドルフ・ラングレン)が出す5つのミッションの遂行を強要されます。それは、ヴラディクと敵対する悪党たちを仕末するという危険極まりないもの。7時間後の夜明けまでという制限時間が設けられており……

緊迫感ある設定なのに、全然緊迫感が伝わってきません。人質にされた息子はヴラディクとの間にできた子どもで、父親が息子を殺すわけはないという、何じゃコリャといった展開でズッコケ。薬莢は出ない、リロードはしない、やたらバンバン撃つだけの銃撃戦はオ粗末。ナタリー・バーンは悪役女子プロレスラーといった感じで魅力なし。ドルフ・ラングレンは齢のせいか、動きが鈍重。ダニー・トレホは顔見せだけ。褒めるところのない作品で~す。

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