異色作品だが

録画していた『ジェシカ』(2018年/監督:キャロリーヌ・ポッジ)を観る。社会不適合者として抹殺されようとする孤児たちを率いて管理社会と戦う女戦士を描いたフランス製近未来SFアクションです。

愛情を知らずに育って、生きるために略奪や殺人を繰り返す“怪物”と呼ばれる孤児たちがあふれる近未来。武装ドローンを操る特殊部隊から彼らを守るために戦うのがジェシカ(アオミ・ムヨック)という女戦士。ある日、武装ドローンに狙われた一人の孤児ケビンを救い出し、仲間に入れます。仲間の愛情に触れ、ケビンは次第に打ち解けていきますが、ドローンの再襲撃により死亡。ジェシカは新しい隠れ家を見つけ、平穏な日々を過ごしますが、仲間の一人が住民とトラブルをおこしたことから……

アオミ・ムヨックが特殊部隊相手にドンパチやるのと思いきや、全くの期待外れ。アクションシーンもドローンを撃ち落すだけで何じゃコリャです。社会から疎外された若者たちの苦悩を描くことがメインなので、アクションは付け足しね。環境ビデオのような映像も退屈なだけ。深読みする気分にもなれず、時間のムダだったァ。

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