時代劇から

WOWOWで放送していた『大江戸グレートジャーニー(全6回)』(脚本:土橋章宏、監督:本木克英&井上昌典)を観了。土橋章宏の『駄犬道中おかげ参り』を原作にした、ダメ男が江戸から伊勢神宮を目指すロードムービーです。

かつては伝説の賭博師だったが今ではすっかりダメ男の辰五郎(丸山隆平)は、赤布の甚右衛門(伊武雅刀)の賭場で借金を作ってしまい、徳兵衛(西村まさ彦)の長屋を代表してお伊勢参りの旅に出発。途中で代参犬の翁丸、奉公先を抜け出してきた三吉(斎藤汰鷹)、入水自殺をしようとしていた訳あり女の沙夜(芳根京子)と道連れになり、家族を装って道中します。しかし、借金取り立てのために、凄腕の殺し屋・菊佐(山本耕史)と、菊佐を慕う子分の六助(加藤涼)が辰五郎を追っており……

毎回登場する個性的なゲストと山本耕史のキレのある立ち回り、それと代参犬の名演技でそれなりに楽しめました。ストーリーに今イチ捻りがなく、一本調子で同じような展開なのが難点。特に最終回は、とってつけたような将軍暗殺部隊の登場というのはお手軽すぎで~す。

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