時代劇から

BSプレミアムで放送していた『大江戸もののけ物語(全5回)』を観了。旗本の次男坊・新海一馬(岡田健史)は妖怪を見ることができ、ひょんなことから天の邪鬼(本郷奏多)、猫又(森川葵)、河童(青山美郷)と親しくなり、江戸でおきる怪異な事件を仲間の妖怪と力を合わせて解決します。

一馬を巡る人物は、妖怪の存在を信じており、一馬の理解者である清庵和尚(イッセー尾形)、一馬が恋している寺のお手伝い・およう(山田杏奈)、一馬が寺の寺子屋で教えているお転婆娘のお雛(平尾菜々花)、一馬を頼りなく思っている父親の源之進(甲本雅裕)ね。

最終回は、怪異事件の黒幕で、妖怪による人間社会の支配を目指している百鬼(藤本隆弘)が一馬の命を狙います。こいつがメチャクチャ強いんですが、人間と平和に暮らすことを望む天の邪鬼と一馬が力を合わせて退治。

殺陣も今イチ、妖怪特撮も今イチといったところですが、夏向けに楽しい物語でした。監修の荒俣宏によるエピソード終了後の妖怪こぼれ話は、もう少し時間(5分くらい)をとった方がよかったですね。かつてのテレビ西部劇『ララミー牧場』で淀川長治が西部劇の面白さを伝えたように、妖怪の面白さを語ってほしかったで~す。

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