アイデア期待で

録画していた『サイバー・ゴースト・セキュリティー』(2018年/監督:キア・ローチ・ターナー)を観る。ネットをかいして人間の魂を吸い取る悪魔とネクロマンサーの戦いを描いたオーストラリア映画です。

人間に憑依し魂を吸い取る悪魔と、はるか昔より戦ってきたネクロマンサー(魔術師)の一族。下水処理していたハワード(ベン・オトゥール)は、相棒のランギがスマホのゲームをしていて幽霊になったことから、ネクロマンサーのルーサー(デヴィッド・ウェンハム)から自分がネクロマンサーであることを告げられます。最強悪魔のフィネガン(モニカ・ベルッチ)はネットを介して人間の魂を吸い取ろうとしており、邪魔になるネクロマンサーを抹殺。ルーサーもフィネガンに倒され、ハワードはルーサーの娘モリー(キャロライン・フォード)とトルクェル(テス・ハウブリック)と共にフィネガンとの戦いを開始しますが……

ネクロマンサーによってネット内に封じ込められていた悪魔が、スマホゲームを通して人間の魂を奪うというのは現代的でいいのですが、映像が安っぽすぎます。幽霊になった相棒がコメディリリーフなんですが、面白くもないギャグばかりで笑えません。意味のないコミカルシーンが多いのもマイナス。コメディに徹するか、真面目なSFアクションにするか、どっちつかずになったB級映画で~す。

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