今週は邦画

録画していた『麻雀放浪記2020』(2019年/監督:白石和彌)を観る。阿佐田哲也の麻雀小説『麻雀放浪記』を基にしたコメディです。

天才雀士の坊や哲(斎藤工)は、ゆき(ベッキー)・ドサ健(的場浩司)・出目徳(小松政雄)と卓を囲んでいた時に雷が鳴って2020年にタイムスリップします。三流アイドルのドテ子(もも)と知りあい、麻雀の腕をドテ子のマネージャー・くそ丸(竹中直人)に見込まれて、麻雀オリンピックに出場。決勝で卓を囲むことになったのは、ゆきそっくりなAIユキ、ドサ健そっくりなミスターK、出目徳そっくりなヤンだったことから……

出来の良かったオリジナルと同じ形でリメイクしたのでは悪評をうけると思ったのか、ハチャメチャなSFコメディにしています。やり方としては悪くないと思いますが、伊藤大輔の『丹下左膳』をコメディ化した山中貞雄のような実力がともなっていないので御ふざけ映画にすぎません。竹中直人の下ネタギャグも下品なだけ。結論としては、安っぽいコメディで~す。

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