録画していた『ザ・スナイパー』（2006年／監督：ブルース・ベレスフォード）を観る。逃亡中の殺し屋とハイキング中の父子の奇妙な係わりを描いた劇場未公開のサスペンス映画です。
元警官のレイ（ジョン・キューザック）は、妻を亡くして以来気まずい関係になっていた息子クリス（ジェイミー・アンダーソン）と親子の絆を取り戻すためにハイキングに出かけます。殺し屋のカーデン（モーガン・フリーマン）は偶然の交通事故から警察に捕まり、仲間が救出にきますが護送車が崖下に転落。偶然通りかかったレイは、連邦保安官の死に際の頼みで、警察に連絡できる場所までカーデンを連行することになります。カーデンは政府からある重要人物の暗殺を受けており、カーデンの仲間たちがレイたちを追跡。一方、警官隊もカーデンの捜索を開始しますが……
困難な状況で息子との関係を深め、殺し屋との奇妙な友情も芽生えるというありふれたお話。雑な演出でサスペンスが盛り上がらないのが難点。モーガン・フリーマンとジョン・キューザックは良い味を出しているんですけどねェ。
