昨日に続き

録画していた『インサイド・マン』(2006年/監督:スパイク・リー)を観る。知的な銀行強盗犯と敏腕刑事、秘密を握る女性弁護士の攻防を描いた犯罪サスペンスです。

ダルトンラッセル(クライヴ・オーウェン)率いる4人の銀行強盗が白昼のマンハッタン信託銀行を襲撃。人質の従業員と客たち50人に自分たちと同じマスクと服を着用させ、銀行に立て籠もります。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーデンゼル・ワシントン)とミッチェル(キウェテル・イジョフォー)が現場へ急行。現場指揮官のダリウス(ウィリアム・デフォー)に指示してダルトンとの接触を試みますが膠着状態が続きます。一方、やりての女性弁護士マデリーン(ジョディ・フォスター)は、マンハッタン信託銀行会長アーサー(クリストファー・プラマー)の密命を受けて現場にむかいますが……

大金に手をつけようとしない犯人の目的は何か、時間稼ぎの穴掘り作業の目的は何か、信託銀行会長の秘密は何か、と、前半の謎提示から後半の謎解きまで、伏線もうまく織り込み、よくできたコンゲーム映画といえます。会話メインの演出で、映像面でのパンチが不足していて、緊迫感がないのが残念で~す。

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