今週は三池崇史

録画していた『新宿黒社会 チャイナマフィア戦争』(1995年/監督:三池崇史)を観る。ヤクザと台湾マフィアが対立する新宿歌舞伎町を舞台に、中国残留孤児の二世である刑事の死闘を描いたアクション映画です。

王志明(田口トモロヲ)率いる台湾マフィア・龍爪と内田(大杉漣)が組長の日本ヤクザが対立している新宿歌舞伎町、刑事の桐谷龍仁(椎名桔平)はヤクザから賄賂をとって龍爪の犯罪を捜査。桐谷は中国残留孤児の二世で、賄賂は家族の生活を守るためのものだった。弁護士を目指していた弟・義仁(井筒森介)が、裏社会で成り上がるために龍爪を利用しようと王志明に近づいていたことから……

Vシネマで活躍していた三池崇史の初の劇場公開作品。「臓器販売、売春、麻薬、殺人、賄賂、ホモセクシャル、そして家族愛。何が正義で、何が悪か、人間の二面性を斬新な映像で描いたピカレスク・バイオレンス・ムービー!」と惹句通りの作品です。A級作品だと空回りが目立つ三池崇史ですが、低予算B級映画だと力を発揮していますねェ。桐谷の上司の警部役で平泉成も出演していま~す。

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