続いて

録画していた『ブラック・シー』(2014年/監督:ケヴィン・マクドナルド)を観る。潜水艦を舞台にした海洋アドベンチャーです。
11年間勤めた海運会社をリストラされた海洋サルベージの専門家ロビンソン(ジュード・ロウ)は、同じようにリストラされた仕事仲間から大戦中に黒海で沈んだユーボートの話を聞きます。そのユーボートにはナチスの金塊が積まれており、沈んだ場所はグルジアとロシアが現在紛争中で、海上から近づくことができません。投資家との仲立ちをするダニエルズ(スクート・マクネイリー)のプランで、潜水艦を使って金塊探しを行うことになり、元海軍の潜水艦長だったロビンソンが指揮。ダニエルズが手に入れたのは老朽化したロシア潜水艦だったことから、食い詰めていた英国人とロシア人が乗組員として雇われ……
寄せ集めのチームがオンボロ潜水艦の中で、金塊をめぐって不信感や仲間割れがおこるというありふれた物語。光のささない海底で、ユーボートで見つけた金塊を潜水艦まで運んで積み込むシーンが面白かったくらいで、あとは如何ってことなし。知的なジェントルマン役が多かったジュード・ロウですが、珍しく汚れた男くさい役を演じています。潜水艦映画ということと、ジュード・ロウの違った面が見られたことで是としましょう。

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