今週はC級映画

録画していた『オーヴァーロード』(2018年/監督:ジュリアス・エイヴァリー)を観る。第二次大戦下のフランスの小村を舞台にした、戦争アクションホラーです。

連合軍のノルマンディー上陸作戦が決まり、第101空挺師団は空軍支援を完全なものにするために、ナチスが占領しているフランスの小村を目指します。目的はその村の教会にある電波塔の破壊。輸送機は撃墜され、かろうじて降下に成功したのはわずか数名。ボイス二等兵(ジョヴァン・アデポ)は、作戦の指揮をとるフォード伍長(ワイアット・ラッセル)たちと村を目指します。途中でクロエ(マチルド・オリヴィエ)という女性と出会い、村人たちがナチスによって教会へ連行されていることを知らされ、そこでは秘密の人体実験が行われており……

前半のちゃんとした戦争映画から、後半はC級ホラーの世界になります。ドイツ兵はドイツ語で話すし、フランス村民はフランス語と、細かいところに気を配っており、最初は録画を間違えたかと思いましたよ。ナチスの科学者が死んでも戦うことができるゾンビ兵士にする薬を開発しようとしているのですが成功しておらず、主人公たちを逃がしたドイツ将校がヤケのヤンパチで注射をうって怪物になるだけ。これがメチャクチャ強くて、任務遂行のために重傷を負ったフォード伍長も注射をうって怪物と対決。フォード伍長役のワイアット・ラッセルは、カート・ラッセルの息子で、親父ゆずりのアクションを見せますが、演技はド下手。映画同様のC級役者で~す。

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右下画像が、ワイアット・ラッセルです。