今年最後の時代劇

ビデオ整理のついでに、未見のまま放ったらかしていた『三匹の侍(シーズン4)』の24話~26話(最終話)を観る。シーズン4は、フジテレビ系列で1966年10月6日~67年3月30日に放送されました。『三匹の侍』といえば五社英雄の演出で有名ですが、五社英雄が演出したのはシーズン1だけ。シーズン4は、藤井謙一と荒井忠が演出しています。

#24「一匹狼」は、息子を鹿狩り中の殿様(山本耕一)の馬の足蹴にされて殺された男(東千代之介)の復讐に、桔梗鋭之助(平幹二朗)、橘一之進(加藤剛)、桜京十郎(長門勇)の三匹の侍が手を貸しますが……

#25「闘い」は、“風の章”“雨の章”“雪の章”からなるオムニバス・エピソード。“風の章”では桜京十郎が非情な賞金稼ぎの深江章喜と対決。お尋ね者の娘役で小川知子が出演していました。“雨の章”では、橘一之進が家老の命令で反体制の家臣を暗殺する下級藩士岸田森と対決。“雪の章”は、桔梗鋭之助が師範代を斬って自信過剰になった侍志望の若い百姓(渡辺篤史)と対決して剣の怖さを教えます。

#26「斬る」は、金の力で貧乏藩を支配しようとする豪商・淀屋との対決。地元の商家はつぶれ、物価の高騰で庶民が苦しむ状況に三匹の侍が義憤を感じるんですな。藩政を改革しようとする前家老の息子に協力して三匹の侍は淀屋の計画をつぶします。三匹の侍の行く手に、今後の計画の邪魔になる存在として淀屋が差し向けた刺客の大群が現れて、チャンバラするところでエンド。前家老の息子役で若山富三郎が出演しており、豪快な殺陣を見せてくれます。殺陣の面白さは色褪せておりませ~ん。

尚、『三匹の侍』が革新的だったことについてはココヘ⇒三匹の侍: 懐古趣味 (webry.info)

来年は、週に一度は時代劇を楽しみたいで~す。

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