録画していた『シライサン』(2019年/監督:安達寛高)を観る。その名を知ってしまった者の命を奪うという謎の存在“シライサン”の呪いを描いたホラー・サスペンスです。
親友の突然の死にショックを受けた瑞紀(飯豊まりえ)は、弟が同じような死に方をした春男(稲葉友)と出会います。亡くなった二人は同じバイト先の同僚で、亡くなる前に二人が訪れたという温泉旅館に何かあると考え、調査を開始。新聞記者の間宮(忍成修吾)も異様な死に方に疑問を持ち、取材開始。そして、その温泉旅館でホラー話を語った渡辺(染谷翔太)という青年を訪ねますが……
呪いが伝搬していくホラーですが、結局、シライサンのことを知る人がいなくなったら呪いは消えるので、それでオシマイです。ネタバレしますが、ヒロインは記憶を失いシライサンのことを憶えていないので、呪いが消えます。染谷翔太は子供の頃、伝説を研究していた民俗学者からその話を聞かされたのですが、すぐに忘れて昔の日記を見て思い出すんですな。当然、その民俗学者も呪いで死んでいます。ちなみに、シライサンの姿はそれほど怖くありません。漢字でかくと死来さんね。白井さんには、迷惑な話で~す。