原作を知らないで

録画していた『BLEACH』(2018年/監督:佐藤信介)を観る。原作は久保帯人のマンガ。死神の力を持った高校生が悪霊と戦うファンタジーアクションです。

霊能力の強い高校生の一護(福士蒼汰)が“虚(ホロウ)”と呼ばれる悪霊に襲われます。そこへホロウ退治の死神・朽木ルキア杉咲花)が出現。ルキアはホロウとの戦いで重傷を負い、人間に譲ってはいけない死神の力を一護に貸し与えます。一護はその力で何とかホロウを倒しますが、ルキアは、一護は死神代行としてホロウと戦うように要請。一護はクラスメイトとなって現れたルキアにまとわりつかれ、父(江口洋介)にも話すことができず渋々承諾。ルキアの兄(MIYAVI)に命じられた恋次早乙女太一)はルキアに死神の力を取り戻すため一護を狙いますが、一護が子供の頃に母(長澤まさみ)を殺した最強ホロウが現れたことから……

登場人物がやたら多く、それが上手く整理されていないので、物語が薄っぺらいものになっています。日本の死神なのでチャンバラ・スタイルというのは面白いと思いましたが、それは原作の面白さね。チャンバラ・アクションは編集によってスピード感を出していますが、刀の重さが感じられません。原作を知っていることを前提にして作られており、原作を知らない私にとっては、不出来な作品で~す。

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