週に1度は時代劇

録画していた『引っ越し大名』(2019年/監督:犬童一心)を観る。生涯に七度も国替えを命じられ“引っ越し大名”とあだ名された実在の大名・松平直矩を描いた土橋章宏の小説『引っ越し大名三千里』を映画化。

時代は将軍・徳川綱吉の頃、姫路藩主・松平直矩(及川光博)は豊前・日田への国替えを命じられ、書庫番の片桐春之介(星野源)が引っ越し奉行に任命されます。春之介は前回の引っ越し奉行の娘・於蘭(高畑充希)に助力を懇願。春之介は刀番の鷹村(高橋一生)や勘定役の中西(濱田岳)の協力により何とか引っ越しの段取りをつけます。今回の国替えには、松平家を取り潰そうとする柳沢吉保向井理)の陰謀があり、旗本取立てを約された次席家老の藤村(西村まさ彦)が隠密(和田聰宏)と結託し……

超高速!参勤交代』『殿!利息でござる』『決算!忠臣蔵』と同種のコミカル時代劇。考証的にはおかしなところが多いのですが、俳優たちの好演で面白い作品になっています。星野源はピッタシキャラだし、西村まさ彦の胡散臭さも上等。儲け役は高橋一生。明るい武闘派キャラというのは彼の通常キャラとは異なるものですが、演技力で見せていましたね。ラストの大立ち回りでも、存在感があってグッド。これからは、この手の時代劇が主流になるのかなァ。

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